新NISAのおすすめポートフォリオ割合【2025年】積立配分の基本と実例

「新NISAでオルカン以外も買うべき?」「オルカンとS&P500はどう割り振る?」「高配当ETFの比率は?」ポートフォリオの割合で悩む方は多くいます。この記事では、投資経験・目的・リスク許容度ごとの具体的な配分例を、実際のシミュレーション結果とともに解説します。

この記事のポイント

初心者はオルカン100%の「1本投資」が最も合理的——管理ゼロで世界分散

複数のファンドを組み合わせると「管理が複雑になる」「リバランスが必要」「どれを増やすか迷う」デメリットが生じます。初心者にはオルカン100%の1本投資が管理しやすく、分散効果も十分です。金融庁もNISAでの積立に適したファンドとしてオルカン系を筆頭に推奨しています。

リターン重視なら「S&P500:NASDAQ100 = 7:3」が人気の組み合わせ

S&P500で米国大型株全体をカバーしつつ、NASDAQ100でテクノロジー・ハイグロース株の比率を高める組み合わせが人気です。例えばつみたて投資枠でS&P500(月7万円)、成長投資枠でNASDAQ100(月3万円)という配分が実践されています。ただしリスクはオルカン1本より高くなります。

配当収入を求めるなら「インデックス70%+高配当30%」のミックス

オルカンやS&P500(成長型)に加えて、SCHD・VYMなどの高配当ETFを組み合わせることで、積立中にも配当収入を得ながら長期資産形成できます。一般的な配分例は「インデックス70%+高配当30%」。配当を再投資するか生活費補助に使うかで最適比率が変わります。

積立タイムマシン編集部

最終更新: 2025年6月

本記事は金融庁・JPX・MSCI・S&P Dow Jonesなどの公開情報と、積立タイムマシン独自のシミュレーションデータをもとに作成しています。

3つのポートフォリオタイプ——初心者・中級者・上級者別の配分例

【初心者型】オルカン100%:管理不要・分散済み・長期保有に最適。【中級者型】S&P500 70%+NASDAQ100 30%:米国集中でリターン重視、リスクは初心者型より高い。【上級者型】オルカン60%+高配当ETF30%+NASDAQ100 10%:成長と配当の両取りを狙うコアサテライト戦略。いずれも正解はなく、自分のリスク許容度・投資目的・管理の手間で選ぶことが重要です。

新NISAのつみたて枠と成長枠の使い分け

つみたて投資枠(年120万円)はオルカン・S&P500など長期積立向けに。成長投資枠(年240万円)は高配当ETF(SCHD・VYM等)・個別株の購入や、つみたて枠で買えないファンドを追加するために活用する方法が一般的です。

「オルカンとS&P500を両方持つ」は分散ではない

オルカン(米国62%)にS&P500(米国100%)を追加すると、全体の米国比率は50/50の場合で81%超になります。「分散のため」という目的では意味がなく、結果的に米国集中リスクを高めます。真の分散効果を得るには異なる資産クラス(高配当ETF・債券・REIT等)の組み合わせが有効です。

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よくある質問

Q. オルカンとS&P500を両方買うのはありですか?

A. 理論的には意味が薄いです。オルカンの約62%がS&P500と同じ米国株で構成されているため、両方持っても米国比率が上がるだけです。どうしても2本持ちたいなら、オルカンをメイン(7〜8割)、残りを高配当ETFや債券など別の資産クラスにするのが意味のある配分です。

Q. 積立NISAのつみたて枠と成長枠はどう使い分けるといいですか?

A. つみたて投資枠(年120万円)は長期積立向けファンド(オルカン・S&P500)に限定。成長投資枠(年240万円)はETF・個別株なども購入可能で、高配当ETF(SCHD・VYMなど)に活用する方法が人気です。まずつみたて枠で安定した積立基盤を作り、余裕ができたら成長枠を活用するのが定番です。

Q. 年齢によってポートフォリオの割合は変えるべきですか?

A. 「若いうちは株式100%でリスクを取り、引退が近づくにつれ債券比率を上げる」という考え方(グライドパス)が一般的です。ただし現代の日本では平均寿命が延び老後が長いため、60代以降も一定の株式比率を維持する運用が増えています。

Q. 国内株式(日経平均)の比率は入れるべきですか?

A. 日本株は既にオルカンに約6%含まれています。さらに追加する場合は「日本への集中リスク」が高まります。給与収入も日本経済に依存していることを考えると、海外分散を主軸にした方がバランスが取りやすいとする見方があります。

Q. ポートフォリオはどのくらいの頻度で見直すべきですか?

A. 年1〜2回、または大きな相場変動があった後に確認するのが一般的です。自動積立の場合は日常的な操作は不要で、年末に「配分が当初の意図から大きくズレていないか」確認する程度で十分です。

こんな人におすすめ

オルカン1本では物足りなく、複数の組み合わせを検討している方

成長投資枠をどう活用すべきか迷っている方

配当収入と長期成長を両立させたい方

コアサテライト戦略を取り入れたい方

年代・目的に合わせてポートフォリオを最適化したい方

よくある失敗パターン

ファンドを増やしすぎて管理が複雑になる

5本・10本とファンドを増やすほど、リバランスの手間・管理コスト・判断の複雑さが増します。「何本持っているか」より「それぞれの役割が明確か」が重要です。基本は2〜3本まで。それ以上は管理コストがメリットを上回る可能性があります。

「流行のファンド」を次々と追加して散漫になる

SNSやニュースで話題になったファンドを次々と追加すると、ポートフォリオが散漫になります。「なぜそのファンドを追加するか」の明確な理由と役割を定義した上で追加することが重要です。

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